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エフェクト制作におけるSpriteStudioデータのフォルダ構成

アートディレクターの榊原です。

SpriteStudioでエフェクト制作するにあたって、データのフォルダ構成で悩んだので一例として辿り着いたものを紹介したいと思います。
使用しているSpriteStudioのバージョンは5.7.0となります。

何にも考えないでデータを作ると下記のような感じになりました。
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見づらい・・・し、エンジニア側も色々と困りそうです。

そこで下記の要件を満たすように見直しました。

  • 整理されて見易くしたい
  • できるだけエンジニア側の実装を容易にしたい(実装するエフェクトの数が多いと馬鹿にならないようです)

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ポイントは主にこちらのようになります。

  • commonフォルダに各プロジェクトファイル共通のデータ(画像ファイル、ssceファイル、ssaeファイル)を置く
  • プロジェクトファイル名と同じ各フォルダにはプロジェクト固有のデータ(画像ファイル、ssceファイル、ssaeファイル)を置く(例外もけっこうありますが)
  • プロジェクトファイル内で最初に再生してもらいたいメインのssaeファイルの名前は"play.ssae"とし、再生するアニメ名は"play"とする

こうしておくと威力差分や属性差分等の差分制作エフェクトのように共通の画像でいくつもプロジェクトファイルを作成する場合でもフォルダ構成を見ればどんな構造になっているかわかりやすいですし、エンジニア側はとりあえず"play.ssae"の"play"アニメを再生すれば良いので実装し易い(らしい)です。
現状手掛けているSpriteStudioで作るエフェクトは基本このような構成にし、モノによって派生パターンを作っています。(実際はもっと細かなルールが設けてあります)

用途によってベストなフォルダ構成は違うと思いますが、私のように悩んだ時の参考の1つになればと思います。
基本的に画像素材は共用で使うものとし、ルート的な場所に共用画像用フォルダを作り様々なエフェクトが共用で画像を参照する構成にした方が賢い場合もありそうです。
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ちなみに今回紹介したフォルダ構成を見直し前 → 見直し後に後から変更しようとすると正当な方法ではかなり手間のかかる手順を踏む必要があります。

  1. エクスプローラー上で移動したいファイルをコピーし、移動先のフォルダに貼り付ける
  2. SpriteStudio上で移動先のファイルを追加する(既存ファイルの追加)
  3. 追加したssaeの参照セルを変更する
  4. 必要なくなった昔のssaeとssceを削除する

・・・なんて大変!
今の所SpriteStudio上ではフォルダ構成やフォルダ名を変更する機能は無いようです。そのためフォルダ構成ははじめのうちにキッチリ決めてしまっておいた方が良いと思います。

余談

SpriteStudioのデータは実装用にコンバートするとプロジェクトファイル単位のデータに変換されます。ssaeファイル毎にデータが作られるんだと勝手に思い、ssaeやssceまで共有化できるなんてスバラシイ!思っていましたがそうウマい話では無いようです。
このためエフェクト単体毎にできるだけ負荷を減らそうと考えると差分制作エフェクトであってもssaeではなくsspj単位で分ける必要があります。
ちなみにsspjファイルを同時に複数開く機能やsspjを跨いでコピー/ペーストする機能は現状無いので、sspj単位にファイルを分けて制作することは思った以上に手間がかかったりします。